カンミ読書(3.16-3.22)
トランプも高市も、マーティよりはるかにドクズ。
2026.3.16(月)最高気温14度 雨のちくもり
もっと寝たいなと思いながら時間を過ごす。トイレットペーパー、箱ティッシュを買いに行った。最近花粉のせいで消費量がすごい。生理用品の買い置きを見ていたら、そこまで使わない昼用が多く、夜用(というか長いやつ)が少なかった。買い間違えた。今日買えばよかったな。
それにしても痰がめちゃくちゃ出てくる。毎回王蟲を「焼き払え」と命じられた巨神兵くらいの勢いで吐いているのに。
以前外務省だったか防衛省前で「沖縄米兵による暴行事件に抗議するアクション」に行ったときに、「日米安保のこともっと勉強しろ」と言って通り過ぎる男性がいた。何を勉強しろと言うんだ。米軍は日本拠点の攻撃計画を立てている。巻き込まれたくない。
3.17(火)最高気温16度 曇りのち晴れ
やるせないニュースばかり続いて、どんよりとしている。それでも午前中にボイチャをして、だいぶ気はまぎれた。午後から美容室に行こう、その前にカフェで本を読もう、とやっていたら、カフェでおにぎりを鞄から出している人がいて驚いた。アルミホイルから米粒をのぞかせ、こそこそと食べている。この辺りはフリースペースが無いので、気持ちは痛いくらい分かるよ。
美容室で「前髪のことなんですけれど」と言ったら、もううんざりという風に「その話毎回していると思うんですけれど」と言うのでさすがにムカつき、「それくらい自分の中では気になっていることで」と返したけれど通じただろうか。「そんな美容室やめたらいいじゃん」と何人もに言われたけれど、大抵の男性美容師って虚勢を張って、知ったかぶりで、偉そうだよ。ハラスメント研修をどこの会社もしたほうがいい。
ムカつきとは裏腹に髪はサラサラになったので、『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』を観に行く。1950年代のニューヨークを舞台に、実際の卓球選手マーティ・リーズマンの人生に着想を得て描いた映画だという。世の中の人がどうなのか分からないけれど、私の中でのシャラメはクズのイメージが強いのでそこまでの乖離が無かった。マーティ・リーズマンが卓球に命かけてて、そこ以外どうしようもない、っていうところ、ディカプリオもチラつく。それにしても妊娠したガールフレンドをどこまでも蔑ろにしているし、登場人物全員うっすらと埃の被ったクズすぎる。でもまあ人ってそんなに清潔でいられないから。
そして、今進行中の「世界一のドクズ」、トランプが海峡支援に日本を名指しとのニュースにどんよりとするけれど、日本は「9条があるから」と強い意思で断って欲しい。高市なので何もかも信じられないけれど。
3.18(水)最高気温16度 曇り時々雨
だらだらと過ごした。それでも歯医者に定期健診の予約メールなど、やらなきゃいけないタスクをやる。放置していた姉弟LINEになおきから「父が退院したがっている」との報が入り、気持ちがかき乱された。父は今後透析はできるのだろうか。石油が無くなったら、できずに死ぬんだろうな。
『ルイ・セロー:”マノスフィア”の深層にあるもの』を観終えた。出てくる男性たちは、女性をアクセサリーと性欲処理の道具としてしか見ておらず、もう男だけで生きてくれという気持ちにすらなる。ばかばかしい。『男磨きハウス』を観てないのだけれど、日本にも同じようなコンテンツとチャンネルがあるし、世界的な問題なのではないか。
資本主義の社会には序列があって、病気や失業で、そこから簡単に脱落するんだよ。まずは家父長制を一緒に解体して欲しい。でもそれもどのくらい伝わるんだろう。わからないけれど、興味があるという人に、昔は『日本のフェミニズム』を薦めていたけれど、北原みのりが書いているので今は薦めたくない。『フェミニズム入門』がなんだかんだいい気がするな。古い本だけれど。
『エトセトラvol.11』を読んで、フラワーデモに想いを馳せた。私たちは確かに政治を動かしたけれど、まだまだ足りない。それくらい日本の性暴力に関する認識は甘いし、法律もひどい。立件される数も少ないし、ハードルは多い。あの時集まったあの人たちは、語った人たちは無事だろうか。今のこの、極右の政治の中、絶望していないだろうか。どこかですれ違ってももう思い出せないけれど、声だけは分かるかもなという考えが頭をかすめた。生きるだけで大変な世の中だけれど、それでも無事でと願う。あなたのそばに誰かいますように。
3.19(木)最高気温19度 雨のち曇り
今日は雨なので花粉の量はまだマシなのでは!?と期待をしながら朝の薬。今日は午後から映画に行ってデモに行こうと企画している。朝の作業をした後に家事をして『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』を観終えた。やっぱりこの映画が好きだ。例え愛していなくても、一緒にいたら情は移るし、死なれたら悲しい。そういう喪失の物語だから。今だったらケアするのは女性ジェンダーではないだろうし、小骨はあるけれど、やっぱり好きな映画。
『オーロラの涙』を観に新宿へ。普段は前売りを買っていくのだけれど、今回は正規料金へ。こういうことにいちいち落胆しないようにしたい!お金が沢山欲しい!と思いながら現金で払う。映画はすっごく良かったよ!
スコットランドの郊外にある巨大な物流センターで働くオーロラはポルトガルからの移民だ。そこで任されているのは「ピッカー」という仕事で、倉庫にあるものを探し、スキャンし、かごに入れていくというもの。熱心な勤務態度で職場から褒められることもある。同僚と話すのはお昼の時間だけで、終わった後は車で送ってもらい、シェアハウスに戻り、簡素な食事を作って食べるという日々。ある日スマートフォンを落として壊してしまったことで、彼女の生活に変化が訪れるという話。
「スマホだけではなく、人とも向き合ってよかったよかった」という話でもあるけれど、オーロラがスマホの修理代を工面することで、突如生活に困窮するのが辛すぎて。監督は「低賃金がゆえ、とにかく不当な扱いを受ける移民」というものを演出しないように気を使ったのだろうが(シェアメイトと食事をしたり、助けてくれる人がいるところにそれが垣間見える)、それにしても本当にギリギリの中で生きているんだなと。そして、日本ではオーロラより酷い人が沢山いるんだろうなと想像してしまい、どんよりとした。それでもすごく良い映画だったので、配信に来たらぜひ多くの人に観て欲しい。
ぎりぎりランチタイムというお店に滑り込み、山盛りのパスタを食べてお腹をパンパンにして、国会議事堂の方へ向かう。もうすぐ高市がトランプと会う頃だ。気が滅入ってならない。
3.20(祝・金)最高気温10度 小雨
昨日の疲れで起きるのが遅れた。今日はゆっくりすると決めていたけれど、二度寝三度寝とする。昨日の衆議院議員会館前1万1000人が「戦争反対」を訴えたというのが記事になっていてホッとする。あまりにもメディアが来ていなかったような気がして、またしても無視されるんじゃないかって不安だった。だって、五輪反対のデモの時とか散々無視されてきたし、人数も少なく言われていて、明らかに封じ込めるような空気があった。今はその時よりはるかに悪い。
デモの時に物理的に分断され、数を少なく見せるのはいつものことだけれど、道の反対側にいる人たちとペンライトの光でつながっていたのに、警察車両が途中でやって来て見えなくなった。もう本当にメディアは頑張って欲しい。私たちはやるべきことをやっているけれど、所詮は手弁当の市民だ。企業に頑張ってもらわないと本当に困る。
海外の知人に「あなたのような人が、日本で暮らすのは大変なんじゃないか」とか、「移住しないの」と言われることが増えた。自分は今の特権を手放すのが怖い、マイノリティになるのが怖い。結局憶病なんだろうな、と自分を振り返るが、正直「今の政権さえ倒れればいい」という希望に託そうとしている。石破が結局自民党にしがみついていることから分かるように、自民の力は強大なんだろうなと想像する。自分はどうしたらいいんだろう。何ができるんだろうと問うことが増えた。今現在、薬を飲んで生活しているが、きっと薬も無くなる。その前に父が透析ができなくて死ぬかもしれない。父のことは心底嫌いだが、こんなこと、いいわけない。
家でゆっくりと過ごし、仕事をした。夕方薬局にナプキンとティッシュを買いに行く。備蓄とかしたほうがいいのかもしれないけれど、こんなこと、考えたくもないよ。自分だけ少しでも無事に過ごすことに罪悪感を感じる。
3.21(土)最高気温17度 晴れ
疲れているのか、花粉のせいか分からぬが、身が入らず今日も寝ていた。『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の絶賛レビューが流れてきて、来週観に行けるようになんとか調整した。
3.22(日)最高気温17度 晴れのち曇り
らぷらすへ。らぷらすゼミに尊敬している坂上香が来るのだ。私はこの講座の内容を決めるメンバーの1人で、一所懸命発言し、「コミニュケーション、対話についてだったら坂上さんはどうか」と提案して採用された。先日買ったばかりの『シモーヌ』に寄稿されていたので「サインを貰おうと思う」と、おしゃべり仲間に聞いたら「いいですね!きっと喜びますよ」とも言ってもらえた。そもそもこういうのをお願いするのが初めてで、緊張する。
折角だからめかしていこうと、ゲリラガールズのスエットを着た。最近このスエットを手に取ることが多い。こうやって元気をもらっている。いつまでこの服を着れるだろうか、いつまでおめかしできるだろうか、という気持ちに変わる。自分のせいじゃない、間違いなく政治のせいだ。



