5.12(月)最高気温23度 雨
通院のため外出した。お医者で薬の話をした後に、「何か話したいことはありますか」と言われたので、連休の最後に姉と小さい喧嘩をした話をした。「そのことは、姉が自分に姉としての不満をぶつけただけだと解釈してるのですが、自分は妹だったから、姉は待望の第一子だったけれど、妹なので蔑ろにされたと感じていた」という風に。別に私は姉に対して怒ってないし、ただそういう風に怒りをぶつけられたのがショックだったから、泣いてしまったとも話した。結局ないものねだりで、お姉さんは色んなことを分かっているようで分かっていないという話になった。もしかして私は世の中の理不尽さを意外と分かっているのではないか、自己評価が低いので、世の中の人は自分よりできて当たり前という世界に生きているからそういうものが分かりにくいと話したら先生に「あなたでそんなこと言ってたら、みんなに怒られますよ」と言われた。この話はあとでボイチャの時に話した時も笑われた。私は世間知らずだけれど、人より分かっていることもあるらしい。
『シティハンター』を安藤政信見たさに観た。安藤政信、またこんな役やって…と思いながら。槇村のスピンオフはいつ作られるのかな。最初だけと思っていたけれど、結局最後まで。今っぽい要素を詰め込むだけ詰め込んだ新作という感じだった。鈴木亮平って英語とかもできて、ハリウッドに一番近い日本俳優だと思っていたけれど、どうなんだろ。何の番宣だったか忘れたけれど、「モンサンミッシェルのオムレツを食べてみたい」という鈴木亮平の夢を叶えるという番組が短期間に続けて放送され、「こんなのはじめて~」的な合コンさしすせそをやってる彼を見ていたたまれない気持ちになったことがある。多分局側のアンケートに書いたものが採用されたのだろうけれど。過去に福士蒼汰がレンタルというものをしたことなくて、ツタヤにレンタルをしに行くという企画を見た時にも衝撃を受けて、しょっちゅう話してるのだけれど、鈴木亮平のこの企画も同じくらい……と、映画の話よりも芸能人雑学ばかりですみません。
5.14(火)最高気温22度 曇りのち晴れ
朝ごはんにキノコ雑炊。余っているからと入れた舞茸で今回も雑炊を黒くする。今日は離婚後共同親権の参議院委員会の傍聴に行く。前から傍聴には興味があったので、SNSで発信していたら、知人が一緒に行きませんかと声をかけてくれたので友達を誘って。1人で行かずに済んでありがたい。暑いのか寒いのか分からない天気なので、少し温度調節がしやすいブラウスと、中にスケスケのタートル。白いデニムで少し綺麗めに。背負ったリュックには「きっとしんどい話になるから」とみんなに買ったお菓子とメモ用のノートが入っている。途中でベーグルを食べて、永田町に向かった。
参議院委員会の話は本当にひどかった。推進派である、維新の音喜多俊が「連れ去り」「実子誘拐」「偽装DV]ということを何度も何度もよく通る大きな声で言っていて、とても苦しく、息が吸えなくなるのではという錯覚に陥り、あと1時間くらいだったけれど中座した。そもそもこの穴だらけの法案を何で成立させたいんだ?そこまでしてなんで相手に復讐したいんだ?という気持ちが残る。もう結婚なんてみんなしない方がいい、子供なんて要らないと思う人が増えてしまうんだろうなと想像する。中座して、何も考えることが出来ず、ぼーっとお茶を飲んでいた。最後まで傍聴した友達の顔を見てホッとした。夜ご飯をみんなで食べて色々話して、直接帰らずにすんで良かったと思う。友達にお菓子をあげて、私もお菓子をもらって家に帰る。とてもくたくたで眠いのに、少しでもハッピーな気分で寝たくて、短いドラマでも観ようと思ったけれどやめた。
5.15(水)最高気温25度 曇りのち雨
尺は寝たのに、すっきりとしない目覚め。昨日のことを振り返ると不安だし、怖いし涙が出そうだ。結局政治というのは、マジョリティの交渉で、その道具にマイノリティは使われてしまうという印象が強い。めちゃくちゃだ。「実際にDVで苦しむ人がいるから」と前置きするが、成立させるという圧がすごい。どんなに議員が質問しても、法務大臣がのらりくらりとかわし、「縦の糸、横の糸」という中島みゆきの『糸』の歌詞を髣髴とさせる言葉まで放ち、絶望しかないなと思う。だって、共同親権になっても養育費の支払い義務はないんだよ。アメリカみたいに口座を差し押さえることもしない。そんなの何の意味がある。めちゃくちゃだ。養育費と親権は別々に考えるべきだけれど、何もされてない。
苦しいなと思っていたら、男先生から連絡があり、妻である女先生の命がもう長くないということを告げられた。先生を励まさなきゃ、ちゃんと話を聞かなきゃと、その時は一所懸命聞いてた。電話を切った後、友達とボイチャをして「ちょっと今、先生から電話があって」と話し始めたらすごく涙が出て困った。いなくならないで。自分のルーツが何もなくなってしまうみたいな気持ちになる、と自分のことばかり頭に浮かんで本当に嫌だ。男先生も入院中の女先生には会えなかったみたいで、当然私が行っても会えない。次会えることはもう無いのかな、と思うととにかく苦しい。無限に涙が出て困るので、外に夜ご飯を食べに行った。本当なら夜は炭水化物メインの物は食べないけれど、今日はいいやと冷やし中華と餃子を食べた。スーパーで買い物をしながら、そういえば先生夫婦にいっぱいご飯食べさせてもらったなあと思い出し、また泣きそうになる。先生はちゃんと家に帰れて、ご飯食べれたかしら。
(男先生、女先生というジェンダー強めの呼び方は昭和あるあるだそうです。なんとか変えてうまく書こうとしましたが、うまくいかないのでそのまま書きました。ご容赦ください)
5.16(木)最高気温25度 くもり
2度寝、3度寝を繰り返しながらようやく起きた。先生のことをまた考える。昨夜母から電話がきてそれも話した。先生に教室をやって欲しいと言われたけれど、自分は数学が境界ほぼ境界知能だということは話していないこと。英語、国語なら幅広い年齢に教えられると思うけれど、でも自信が無いこと、教室というものをどうしていくかということ、考えれば考えるほどできることは無いし、自分の覚悟も全くない。心が決まらない。今日は映画に行きたいので早朝から仕事をする。途中でニラのスープを作る。この卵、昨日賞味期限切れてるなと思ったけれど、火を通せばいいやと思い入れた。
仕事をして、映画を観に行った。前売りも買っていた『人間の境界』という作品。2021年に実際にあった「移民兵器」の話で、ロシアがフィンランドに対してやっていたことでもある。それをポーランドの映画監督が描く。「ベラルーシ経由でポーランド国境を越えれば、安全にポーランドに入れる」と信じてやってきたシリア人家族は暗い森の中でひどい目に遭う。今年『ビヨンド・ユートピア 脱北』という韓国で脱北者を支援する牧師の目線から見たドキュメンタリーが公開されたけれど、難民の人達はとにかくお金が必要だ。喉が渇き、水を国境警備隊から暴利で買う。それもからかわれながら、悪態をつかれながら。動物以下だと嘆く場面がある。この作品は、家族、国境警備隊、活動家、途中から活動家に入る女性の目線で構成されていて、彼らの運命はどこか活動家任せというところは日本の入管とそっくりだ。差別と排外主義の強化としか言いようがない、永住権取り消し法案に強く抗議したい。
この作品、ポーランド政府がお金を出しているにも関わらず、「この映画は事実と異なる」という政府トレイラーが放送されたそう。日本だと是枝監督が「国が口を出さずに、金だけ出す映画製作」というものを主張しているが、そういう経緯で制作された作品。その結果海外で賞賛され、賞を獲っているので日本もぜひそうして欲しい。プロパガンダはもう要らないよ。
前回おじさんにからまれた焼鳥屋にリベンジしに行って、隣のおじさんにまた声をかけられたが素っ気なく対応し、反対隣のお姉さんと「なぜおじはこちらをホステス扱いするのか」という話をして帰って来た。
5.17(金)最高気温27度 晴れ
暑いな。夕方に図書館に行って、途中で買ったはっさく大福を木陰で食べた。なんか疲れていて、楽しいことがあまりできない。共同親権とか、永住許可取り消し法案のことを考えて心が全部暗くなった。先生、ちゃんと「生活」できてるかな。また手紙書こうかな。
5.18(土)最高気温28度 晴れ
休日出勤。日差しが強いので日傘を持って行く。ホント暑くて弱った。最近買ってお気に入りのメイク下地がSPF32とかなので、弱くて不安になった。帰りにカツオとかタケノコが入ったランプライスを食べた。ベジ仕様のものもあって、やっぱりこのお店好きだな。きっとスリランカルーツなのだろうという方が働いていて、その人たちのお友達と思わしき方たちがいつもお店にいて嬉しい。永住許可取り消し法案が通ったら彼らはまた居場所を奪われる不安を抱えながら行きないといけないのだろうな。日本にいることが間違いだって思って欲しくない。オンライン署名のリンクを貼っておくので、どうぞ署名してください。確か税金の滞納は外国人より、日本人のほうが多いんじゃなかったっけ。維新の議員がヘイトスピーチの一環でそれを質問したら、日本人のほうが割合として多いって暴かれたという。私たちはもうずっと彼らに対して偏見の目を向けている。東京五輪の時は「安い労働力」として散々お願いしたのに、ホント何なんだよ。
この地域はあまり来ることもないけれど、色々開拓して、いいパン屋さんとかを見つけて生活の楽しみの一部にしたい。
5.19(日)最高気温23度 晴れ
湿度がやばそうだ。何を着ようかと悩んだけれど、こういう時は薄い長そでが便利。もう4年か5年着ているマリリンムーンのブラウスは、ちょうちんそでがかわいいし、華やかだし、腕まくりもできるということでこの時期ヘビロテしている。こういう服をあと2枚くらい欲しいなと思っているけれど、なかなか見つからない。もう長く着ているので色も少し褪せてきた気がする。まだまだ着れるのに。黒く染めればいいのかな。綿なので洗えるというのもポイントが高い。
『アンチヒーロー』を第一話の途中まで観た。これって『ドクターX』的な話なのか?それにしても長谷川博己の話し方が気になる。少し前に最初の5分だけ観て「なんだこいつ」と画面を閉じた。でも周りで観ている人が多いし、最後の方は面白いのかも。
メイクをしながらボイチャ。少し前にボイチャで「みんなでセルフィーを見せ合おう」となって、みんなでチャット欄にセルフィーを上げていく流れ良かったよねという話に。「外見コンプレックスが強いから、私が居なくなった後に、カンミさんかわいかったねって言って欲しい」という闇が深い話をした。もう本当にずっといじめられてたし、品定めされてて、陰で言われるのは悪口と決まってる。そのトラウマを払しょくしたいという意味なのだけれど。何度か会っている友達が「カンミさんは実物のほうがかわいいよ」「表情がくるくる変わるから」という内容のことを言ってくれてすごくうれしくなった。品定めしない人たちの中に行くと、いかに自分が今まで傷ついてきたかとか、異常な中にいたのか分かる。出かける準備ができたのでまたね、と挨拶をして落ちた。
今日は哲学対話に参加する。以前から興味があったし、「人の話を最後まで聞くのが困難だ」と言ったら「だったら哲学対話に参加して、訓練したらいいと思う」と言われたのが理由の一つ。少し遠くまで電車に乗っていく。現地で立ち食い蕎麦でも食べようかと思ったけれど、なんか不安になり、乗換駅でパンを2つ買った。1つはすぐ食べた。もう1つは、蕎麦屋が見つからなかったら食べようと思っていたけれど、パンがあるという安心感で蕎麦屋を探す気にもなれず、こっそりガードレールにもたれかかって食べた。やっぱりここはカレーパンが美味しいな。
哲学対話は思ったよりずっと楽しかった。いっぱい発言できて、受け入れられたような気持になった。「哲学対話自体が初めてなんです」と言ったら「へえ!初めての人にはどんどん参加して欲しいんです」と最初に言ってもらえたのがよかったな。