カンミ読書(5.18-5.22)
嗜虐心が強いところが何とかならないのか。
2026.5.18(月)最高気温30度 晴れ
洗濯物を干しに行った先の日差しで分かる。「今日はやばそう」。5月にTシャツを着ることに躊躇いがあり、一日中外にいるとかそういう日じゃないと着たくない。麻とはいえど、長袖のシャツだと不安なので、綿のサマーニットを着た。いつものエアリフト、オールブラックを引っかけようとしたけれど、裏がさすがのツルツル具合なので捨てる。そういえば昨年も今くらいの時期に「草履のよう」になったエアリフトを捨てた。夏の足元はエアリフトが多く、ストック買いしているけれど、今後が不安になる。
病院の待合室は私しかおらず、あっという間に案内された。「体調どうですか」には「先々週くらいから鼻がつまって、痰も出て、内科に通っています。最初の見立てでは風邪だったんですが、副鼻腔炎ポくなっているのかもと言われて、薬を4種類も出されたのでボーっとしてます」と答えた。「なんかそういう診察を受けても国民皆保険がいつまであるのかとか考えちゃって」と続けたら「カンミさんが年をとるまではあるんじゃないですか」と言われ、この制度の説明をしようと思ったけれど、うまくできなかった。
他に何か困っていることを考え、「だんだん攻撃的になっているし、なんだかんだマウントをとろうとしてしまうのが嫌だなと思う。例えば、私の髪を切ってくれている人は男性で高市支持なんだけれど、その人が手袋とラップがもうないという話をした。もし相手が女性だったら、『大変だね』から始める話を、そうではないように始めようとしてしまう。すぐに『今の政権与党がずっとしていたことと地続きで』という話をしてしまう自分が、非常に攻撃的で差別的なのではと思う」と話した。それに対し、先生は「それってどっちが好きなんですか。良く言えばはっきり言う自分と、忖度している自分ってことですよね」と質問してくる。「好き、とかそういうのはないです。ただ食って掛かる方が自分ぽいとおもう。今流行りの言葉で言えば、前者はケアができてないし、後者は相互ケアの話に広がりそうではある」と言った。先生は「私はカンミさんは、ご自身のことを攻撃的だというけれど、権力側にだけっていう印象があるんですよね。だから心配はしていない」と言った後に少し違う、有益な話をしてくれた。(書かないけれど、知りたい人は個別に教えます)
薬局でぼんやりしながら『ラディカル・マスキュリズム』を読み終えた。これ本当に良い本だったから、男性たちはこれで読書会とかしたらいいと思うよ。
5.19(火)最高気温30度 晴れ
お腹が張って痛くて目が覚める。昨夜漢方を飲んで寝たからだと思うが、効果抜群。元々便秘になりやすいのだけれど、鼻と喉の薬を飲み始めてから、全ての水分は腸ではなくそちらに集約されているようで、便秘でかなわん。とりあえずお茶、小松菜、パンの朝ご飯を食べるけれど、やっぱり小松菜ってあまり好きじゃない。安かったから買っただけだ。そうしているうちにうんうんと気配がやって来て、無事に排出された。
いつものようにやる気が出ない。そういう時はポモドーロで25分本を読んでから仕事をすると、集中力が続くこともある。ということで『相模原障害者殺傷事件 優生思想とヘイトクライム』を読み始めた。この事件のことは、知っているけれどなかなか言葉にできない。『月』も映画館で観た。公開当時にもSNSで散々書いたけれど、私はこの映画を評価しない。理由は施設の利用者たちが、感情が一辺倒であり、まさに被告が思っていた通りの描かれ方だったからだ。私は障害を持つ当事者と接した回数が多い方だと思わないけれど、そういう自分でも分かるくらい酷かった。過去に献花も行ったけれど、なんだかんだ考えることは避けている。10年以上前の体験が影響しているのは確かで、今も「死」という言葉は積極的に使うけれど、「生きる」という言葉はなかなか使えない。
夕方田仲さんとデモに行くことになっていて、出かける支度をした。久しぶりにコンタクトを選んだ。前回装着したのは10日前とのメモを見つけ、ずいぶんと節約させられてとうめく。メガネのレンズの受注停止のニュースも見たけれど、オシャレって戦争とは本当に対極にあるんだな。こんなに普段から考えていても、想像できないことがこれから襲ってくるんだろう。
5.20(水)最高気温31度 晴れ
映画サービスデーだったけれど、昨日の疲れで自宅にいる。最近は「楽しむ」ことに罪悪感さえ出てきて弱った。
借りてきた『人間の条件 そんなものない』を読む。立岩真也の本は2冊目で、文体に慣れているうちに読み進めようと思い借りた。うちの母親は就職するときに障碍者施設に研修に行ったことがあるのそうで、「面接で『この子らを世の光に』の話をされた。『この子らに世の光を』どちらがいいと思うか、という内容だった」という話を今でもすることがある。母にとって、そのことが非常に印象的だったんだろうと想像するが、うちの家族は障害への理解も薄く、差別心も強い人たちだったので、その中でよくやっているという尊敬の気持ちが先に来る。母は私がメンクリに通い始めた時、どういう気持ちで見ていたんだろう。最近とんと連絡をとっていないが、今度会ったら聞いてみたいと思う。
5.21(木)最高気温25度 雨のち曇り
トトトと雨が降っている。とりあえず起きてすぐ五苓散を飲んだ。過去に「中年の恋愛リアリティショーでは、墓じまいの話と漢方は何番を飲んでいるかという話をしていてほしい」と友達と話したことがあるが、『あいの里』には出てこなかった。出ているリアリティショーを知っている人は教えてください。
なお私は散骨がいいので、骨を砕く費用をどうやって捻出するか、ということを将来のパートナーと話し合いたいと思います。夏の墓参りは大変だし、そこで「さみしいと思って」とか言われるのも嫌だし、そういう感覚も自分に欠けているので散骨希望。そういえば、原油が無いということは火葬場どうなるんだろう。(もちろん問題は火葬場だけではない)
日記エッセイの更新日だからついついSNSに長居し、今日もキムタクの話をしてしまった。先日「キムタクとディカプリオの話を永遠にSNSでしているような人です」と自己紹介したら手を叩いて笑われ、スターの恩恵にこうやってあやかるのだと。キムタクのウォッチャーであることに恥ずかしさがあるけれど、これは全部自意識の問題であり、こういう風に役立つこともある。
ついでにこのエッセイにも書くけれど、映画『TOKYOタクシー』を観たばかりで、キムタクが肌の質感や眼鏡などから、ちゃんと老けていたし、後半エモーショナルに走る場面以外はとても良かったという話はずっとしていきたい。山田洋次でもあんなふうに撮らないといけないなんて、何か厳しい指定でもあるのかと困惑した。そして女性陣全員キムタクのことが好きでたまらなかったんだけれど、あんな呑気な調子のいい父親嫌だよ。将来絶対嫌いになって欲しい。フェミニズム映画『パリタクシー』のリメイクで、話の大筋は変わってなかったけれど、ミソジニーと、マジョリティの理解に関しては、あの表現が限界なのかな。悲しくてたまらん。
5.22(金)最高気温15度 雨のち曇り
久しぶりの艶々スカート、デニムシャツにリュックを背負って出かける。自宅だと何もやる気が出ず、だらだらしてしまうので久しぶりに外で作業。パソコンが重くてかなわない。やる気を出すために、昨日図書間で借りた『黄金の少年、エメラルドの少女』、『ケアという思想』を。イーユン・リーの文章はたまに刺すような悲壮感が漂っていて、それが好きだ。『ケアという思想』をとりあえず通読。「2000年4月に介護保険が導入されたことにより、高齢者福祉は恩恵ではなく権利」ということで書かれた本だけれど、昨年認知症サポーター養成講座で聞いてたのは、都心はともかく、もう近いうちに地方は自宅介護というのが難しくなる、という話だった。素人の自分でもそれは分かる。高齢者の人数は、今自分たちの世代がピークで、ここから(少子化により)減っていくが、そこまで国家は持つのかという気持ちだ。排外主義により、「安い」「海外から」の労働力を拒否し、お先真っ暗という言葉がふさわしいという印象。結局この20年ちょっとの間、私達の意識はそこまで改革されなかったのではないか。これは素人の知識不足で、実は違うという結末を望むが、多分そこまで外れてはいないんだろう。
服装をミスってしまい、スカートの中にタイツを穿いてくればよかったという後悔がある。腹巻パンツは装着してきたけれど、今日はさすがにそれだけじゃダメだった。
5.23(土)最高気温18度 くもり
あまり眠れず、頓服を飲んだけれど、なかなかうまくいかず、ぼんやりと早朝に起きた。頭が働かず、やる気も起きないので、とりあえずデコポンを半分食べ、クエン酸とビタミンCの力で何とかしようとしたけれど全く足りない。コーヒーとトーストを一枚、トマトのナムルも追加する。昨夜トマトときゅうりをカンタン酢に漬けておいてよかった。
今日はウィメンズ・ストライキ多摩の会というものに参加する予定で、参加者の一人がすごろくを買ってくれることになっていた。とりあえず3セットと、遊ぶ用のすごろくをクリアファイルにいれてリュックに詰める。水筒には温かいあずき茶。レモンのお菓子もエコバッグに詰めた。行く途中に商業施設に寄ろうと思ったけれど、「あれもこれも」と大量に買ってしまう自分が占い師のように見え、とりあえずやめた。
こんなご時世、「戦争反対」を声高に言いたい。「No War」と、先日国会前でもらった「ONE PERSON ONE POWER」パッチをリュックとパンツにつける。服に穴をあけるのに躊躇っていたけれど、リュックにつけたら、周りにもアピールできるとようやく気付いた。
慣れない方面の電車は想像より混んでいて、ぎゅうぎゅうだ。途中降りる人がいるのに,入り口でがんとして動かない人がいて、自分も道を開けることができず「降りる人いまーす」と言いながら降りた。頭をぺこりとされて嬉しかったけれど、相変わらずすごいなと思う。要望を伝えず、でも自分の思うようにしようとする人が多すぎる。疲れすぎていると声を発するのも疲れるが、体で押してアピールするのって暴力じゃないの?こういう暗黙のうちに許容されている暴力を何とかしたい。
駅についてふらふらとしていたら、続々と友達がやってきて嬉しかった。こういう少しずつみんなが集まってくる、というのが大好きだし嬉しい。「来る途中で美味しいお店があって、沢山買ってしまいそうになった」という人がいて笑った。私だけじゃなかったから。
5.24(日)最高気温24度 晴れ
眠い。疲れがたまっている。友達の家に遊びに行く予定で、これは外せなかった。眠すぎて「家で寝かせてくれ」とお願いしたら快諾された。何か途中で甘いものを買っていこうと思案し、アイスと悩んで、久方ぶりのビアードパパにした。もう10年くらい食べていない。ネットで何が美味しいか調べて、道中の店で買う。白と黄色の袋はとてもさわやかだし、パパのイラストは可愛い。なんで口ひげがあると怖くないんだろう。サンタクロースで見慣れたのかな、とかぼんやり歩きながら考え、目的地に着いた。



