カンミ読書(5.4-5.10)
大人なんだから、社会に責任を取ろうよ。
2026.5.4(祝月)最高気温28度 あめのちくもり
それなりの疲れ。午後から散歩と図書館に行く。少し遠くまで歩き、カスタードクリームのクレープを買った。500円玉で払うとおつりがくる。この500円はすごろくを売ったお金だったと払った後に思い出した。
図書館で本を3冊借りて、返却した。帰りに100均にも寄って、アルコール入りのウェットティッシュを買う。まだ物があったけれど、いつまでもつか。出光のタンカーがホルムズ海峡を通ったけれど、数か月の空白は埋められない。ベトナムに原油を融通し(それも日本のためになる)日本に来るけれど、ナフサも無いし、解決できるわけない。人が死ぬんだろうし、その中に自分も入るんだろう。もし万一免れたとしても、覚悟がない。今の為政者たちにはその覚悟があるのか。そもそも「覚悟」という言葉を知っているのか。
5.5(祝火)最高気温23度 晴れ
子どもの日。自分の子ども時代はこの日と、誕生日以外は食べ物のリクエストが許されなかった。本当に息苦しい幼少期を過ごしたものだと、同情する。今日は久々に会う友達と一緒にご飯。
10日ぶりくらいにコンタクトにした。コンタクトのストックも90枚ちょっとあるけれど、夏は使用量が増える傾向にあるので節約していた。眼鏡は楽だし、UVカットもできるし、という理由もあるけれど、不安からコンタクトの使用量は減っていた。念のためにと、ストック分をポチる。いつもは割安のタイミングを狙って買っているので、正規の値段はこれかあ、高いなと思いながら決済処理をした。
家を出る直前に生理になり、念のための吸水ショーツから生理用ショーツに変え、ナプキンを装着。シンクロフィット、タンポンも念のためにポーチに入れた。あなぐまさんからもらったポーチが大活躍している。
友だちは元気で良かった。「日差し強いね、サングラス正解だと思う!」と褒めてくれたり、すぐに地図アプリを起動させて、ナビしてくれるところも変わらない。駅から歩いてすぐの店でスリランカカレーを食べた。ミルクティーもカレーも抜群に美味しい。トイレに行く前に、開けることが困難になってしまったスティック日焼け止めを渡して開けてもらった。彼はすぱんっとすぐに開け、私を驚かせ、トイレに行っている間に「コツをつかんでおく」と何度もすぱすぱやってくれた。助かる。
「備蓄とかしてる?」と聞くと「災害時くらいしかしてない」と言葉が暗くなる。「ごめん」と謝ると「ううん、いつかは考えないといけないことだから」と下向きの声になるので止めた。嫌でたまらない。
目当ての本屋にエイエイ移動。彼は私のリュックが気になっているらしく「どのくらいいれてるか」をチェックするために重さを確かめていた。「結構いれてるね」と言う。水筒、日傘、本が入っているリュックは当然のように重い。白いリュックで、最近買い替えたもの。とにかく軽くてしゃれているので、出版社に遊びに行った時に持っている人に会ったこともあった。ドラマで色違いが使われていたことも。
絵本と児童書専門店に行って、まーちゃんにプレゼントをじっくり選ぶ。「うちら、これ世代じゃない?」と指を指された先に『わかったさんのおかしシリーズ』があって、「好きだった~!」と言った。『ふしぎなかぎばあさん』も隣りあったので「これも好きだった」と言うと、「知らない」そう。「鍵っ子のところにおばあさんが来てくれて、ご飯を作ったりしてくれるの」と説明した。やっぱり食べ物が出てくる話が、ずっと好きみたい。
さんざん悩んで『ナランはふとっちょさん』というモンゴルルーツの作家の絵本と、塗り絵にした。私は子どものころ、海外の絵本もいくつか読んだけれど、ほとんどが欧米の作家が書いたものだったし、色んな国があることを子どものころから意識して欲しくて。ラッピングもお願いした。
お礼を言って、彼の行きたいカフェの方へ向かう。日差しがそこそこ強かったけれど、めんどくさくて日傘をささずに、とにかく喋りながら歩く。結局1時間近く歩いて着いたカフェは席間隔が広くて居心地がよかった。
5.6(水)最高気温22度 くもり
電車に乗りながら『陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点』を読み終える。昨年出た本だけれど、話題作だったので図書館へ。書いてあったことは興味深かったけれど、自分の体感とは少し違う。参政党とか、カルトの支持者は孤独で、普段本とかを読まない人たち、という風に(誰だったかもう忘れたが)書いてある。そういう風に評する人も沢山いるけれど、カウンターをやっている人がそこまで賢いとは思えない、というのが参加して感じたことだ。そこでハラスメントを受けたこともあるし。
先日、偶然参政党の街宣に出くわしたけれど、マイクで小泉進次郎の批判をしていた。ほんのそこだけ聞くと、言っていることは、正直共産党とそこまで変わらない印象さえある。結局「外国人」のせいにしているか否かというのが大きい。(もちろんそれは大事なことで、矮小化してはいけないことだというのはここでも強調しておく。)
じゃあなんであそこまで大きくなったのか、人が動員できているのか、ということを共産党の選挙後のおしゃべり会で何度か話しているんだけれど、あまり通じていない。「(共産党は)左派なんだから”個人”なはずなのに、集団になりすぎているように感じる。誰と話しても同じ、ということが気になっている」と言ったけれど、分かったのはほんの少しの人だった。
なんだろうな、結局人任せで、深く考えない、よく言えば呑気なところが災いしているような気がする。戦後日本にやって来たマッカーサーに、「日本をよくしてください」と手紙が寄せられていたことをしょっちゅう思い出す。自分たちの国、という意識が薄く、指示を仰ぎ、言いなりになりたい。責任は取りたくない、何か、誰かのせいにしたい、というのは自分自身も思い当たるところがあるし、デモの現場でよく感じることだ。責任を逃れた先に何があるのか、みんな一度真剣に想像したほうがいい気がする。
5.7(木)最高気温27度 晴れ
眠くて仕方ない。ナプキンをベリべりと剥がし、丸めて捨てた。ゴミが捨てられなくなったらどうしよう。経血は血だ。蛆が湧くかもしれない。怖くて仕方ない。原油が無いという不安が脳内にこびりつく。
早朝から仕事をして、8時過ぎにはすでに眠かった。朝ごはんに果物、野菜スープ、ベーグルという豪華メニューをまた立ちながら食べた。資料映像を見なきゃいけず、座ったら別のことをしそうだったから。最近集中しなきゃいけないときは立ちながらやることが多い。
原水爆禁止国民平和大行進に向かうため、軽くメイクと水筒の準備。長時間歩くので、タンポンも装着。プラカードをどうしようか悩んだけれど、過去に原発反対の時に持ったものにする。品川駅の集合に間に合わず、鮫洲まで行くことになり、京急線に久しぶりに乗った。集合場所の鮫洲運動公園は旗が沢山あった。団体ばかりで、ガチの個人というのは珍しいのかも。途中の駅で買ったパンを頬張りながら、スティックタイプの日焼け止めを塗っていたら「それ日焼け止め?」と話しかけられる。「そうそう、絶対焼けるから」と言ったら「大事よ~~」「だから私、長袖にしたの」とキャッキャしていた。
出発して、平和島の方へ向かう。先導車のそばを歩く人がマイクを使い、この辺りにある戦争の跡について教えてくれる。地元じゃないというのもあるけれど、空襲がある、戦争があるということは逃れられる土地が無いということ。当時空襲と言うのは、空からやって来る逃げられないものとして、大変恐れられたそうだけれど(当然だ)、今はドローンでより簡単になる。そして日本は殺傷能力のある武器を輸出する国になり、GWに小泉も高市も、それを売りに行ったのだろう。「ノーモアヒロシマ、ノーモアヒバクシャ、ノーモアナガサキ、ノーモアフクシマ」とコールをした。
帰りやすい駅の近くで離脱する。ちょうど陸橋があったので、駆け上がってシャボン玉を上から振る。指を指して無邪気に笑ってくれた人が何人かいて、やりがいがある。映画に行きたかったけれど、帰って仕事をしなければならない。
夜ご飯を食べていたらロキソニン、胃腸薬など最大40%値上げのニュースが入る。「OTC類似薬、保険適用外し」が維新と自民によってされたばかりだ。命が失われる。健常性が強化される。ナチスがやったことと同じことを日本の与党が率先してやっている。たった今、私たちは大量の『普通の人びと』と共に暮らしている。絶対に嫌だ。
5.8(金)最高気温25度 くもり
一日中家にいて、ボイチャをしながら作業。もうずっと心が躍るものを買っていないので、好きなブランドの高級Tシャツを買った。変な柄なんだよね。
5.9(土)最高気温24度 晴れ
火曜に買った絵本と塗り絵、まーちゃんの好きなキウイブラザーズのキャラクターが付いたピンク色のバケツを持ってお出かけ。まーちゃんと会うのも約2か月ぶり。ピンポンを押したらどたどたと「はーい!!」との声が聞こえてドアが開いた。今回も熱烈歓迎で、にこにこのまーちゃん。前歯がどんどん伸びてきた。「どうぞどうぞ」と自分はまた、どたどた上に行ってしまう。どうやらプリントをやっていたらしい。
「これはお話を考えるやつだから、カンミちゃんに聞かせてあげて」と姉に言われ「ぺろぺろキャンディーが2つあります。おかあさんが3つくれました。あわせていくつでしょうか」など、足し算と引き算の問題を考えるということらしい。創作系の問題は5つあったけれど、ほとんど食べ物にしていて、まーちゃんらしくて笑う。まあ自分もこんなもんだけれど。
まーちゃんに「プレゼントがあるんでしょ」と言われ笑う。「どうして知ってるの?」と聞くと「おかあさんがおしえてくれた」とのこと。まずバケツを出すと、大喜びしたのは大人だった。「これどうしたの?キウイを買ったら!へえー、普通の?あ、ルビーレッドキウイなんだ!だからピンクなんだね!!」と大興奮。
まーちゃんは絵本を見てもあまりわからなそうで、同封した猫の塗り絵の方に興味津々だった。「これ、おはなしなんじゃない?」と言う。私が同封したお手紙も声に出して読んでくれて、すこし恥ずかしかった。「わたしはまーちゃんくらいのとしのころは、いろんなくにがあるってしらなくて、それをすこしはずかしくおもいます。せかいにはほんとうにたくさんのくにがあって、いろんなひとがくらしています」まだ言葉をなぞるという意味が大きく、内容を落とし込めるのはまだまだこれからなんだろう。ひらがなばかりの手紙を本当に上手に読んでくれた。
お昼を食べに行き、帰って来てから踊り場で一緒に「ひみつきち」づくり。タオルを壁にガムテープで貼って覗いたときに見えにくいようにする。「みないで、ってかいて」と紙を渡されたので「のぞき見禁止」と「立ち入り禁止」を書いた。まーちゃんの世界は個と、ルールが尊重され、「のぞき見禁止」と書いた場所はのぞき見がされず、セーファースペースとなる。現実との乖離に悲しくなるが、本来そういうものだ。彼女の世界が特別なのではない。
そこで知育菓子を作ることを企んでいたようだったが、「こぼすとアリさんやゴキブリが来る」という風に説得し、プリキュアをスマホの画面で見た。4時を過ぎたら帰るねと約束していたので、まーちゃんが1人で駅まで送ってくれるという。GWに新潟に遊びに行った義兄に「カンミちゃんはまた新潟帰るの」と聞かれ「一時帰省だよね。行動制限が出なければかな」と言ったら「行動制限って何!?」と姉から大きな声を出された。「だって、原油が無いでしょ。コロナの時の緊急事態宣言とかみたいに、減便とか在宅要請とかありえるでしょ。韓国ではやってる。しかも韓国は原油の調達を外交でしてるのに、日本はしてない。ナフサもないでしょ。透析患者とか死ぬよね。今の与党がやってるのはそれだよ」と駆け足で伝えたけれど、唖然とされただけで終わった。「買いだめとかしてる?」と続けたけれど、「何を」と言われ、母と全く同じ反応。「生理用品とか、私は一応してる」と言ったけれど伝わったか分からない。そうしているうちに、まーちゃんが靴下を履き終え、きらきらのポシェットも下げたので送ってもらうことになった。
小学校の様子を聞こうと思って「一番のお友達は、なんてお名前なの」と聞いたら「まだ、いちばんのおともだちいない。いっぱいいすぎて、なまえがおぼえられない」と小さい声で返されたので、「ごめんごめん、カンミちゃんもそうだったよ。大きくなったから忘れてた。まだ5月だから、全然おぼえられないよね」と言ったら「せんせいのなまえもぜんぶおぼえてない」とのこと。私と同じ名前の先生がいるということを教えてくれた。途中のパン屋で食パンを買ったら、まーちゃんも一つ欲しいというので買ってあげた。
歩きながらキッズケータイを見せようとする。セルフィーもしようとするので、「歩きながらすると危ないよ。大人でも危ないからね。駅前のベンチで一緒にやろう」と言うと、「うん!!」と大きな声を出す。今一番のおもちゃらしい。駅前で西日がまぶしいと言いながら、2人でうさちゃんとねこちゃんのセルフィーを撮った。パンを入れた袋を腕に下げ、「ばいばい」と言うと走っていく。姉に「さっき別れたよ」とLINEをして、帰ったら去り際に話したことの補足もしようと決める。ちゃんと伝わるか分からないけれど、まーちゃんには無事でいてほしい。高市内閣は一刻も早く総辞職しろ。
5.10(日)最高気温25度 晴れ
昨日着ていたトマトレッドのシャツの色違い、ピンクの麻のシャツを着た。ボトムはデニム。悩んだ末にベルトループに「NO WAR」パッチを挿した。最近ベルトループに安全ピンを引っかければ穴をあけることが無いことにようやく気付いた。
今日は少し遠くまで行く予定で、電車の中で『地球星人』を読むけれど、性暴力の描写に内臓が湧き上がってくる感覚があった。本を何度も閉じて、スマホの中や、電車の中に視線を移すけれど、この物語に描かれていることに似た話を私は持っている。そしてそれを今も人に話せないでいる。秘密にしているわけではないけれど、ただ話せない物語。当然だけれど、私もそのことが結婚生活にすごく影響したし、人生に影を落とした。なんで結婚しないといけなくて、子どもを産まないと「一人前」じゃなかったのか、今でも全く分からない。薄皮だけ「一人前」になった人たちに、自分はずっといじめられているような感覚が今もあるけれど、みんなはどう?



